ヨガ=宗教色の強いものというイメージがあるかもしれません。
「ヨガ教室に誘われて行ってみたら、新興宗教の勧誘っぽいのにあった」などという人もいて、そんな情報をきいたら不安に感じちゃいますよね。
私自身は、ヨガを始めて15年で10件以上様々なスタジオに通ってきましたが、宗教勧誘に直接あったという経験はありません。
上級レベルと言えるかは分かりませんが、哲学的・スピリチュアル的な部分にはあまり深入りしないようにしています。
とは言っても、ヨガに宗教色があるというのは事実です。
インストラクターやスタジオ・教室によっては強いと言った方が良いですね。
もしかしたら、あやしい噂を聞いたり、実際にこわい体験をしてヨガから遠ざかっている人もいるかもしれません。
ヨガの基礎知識を知ったうえで、安心して多くの方がヨガを始められるように、
・ヨガは特定の宗教に関係あるの?
・見分け方はある?
・宗教に関わらないための対策は?
について、分かりやすく解説していきます。
ヨガは宗教なの?
この答えはかなり難しく、これも解釈の仕方によるかなと思うんです。
ヨガ=つながりという意味があり、心と体をつないでコントロールするのが本来の目的です。
体を動かしてコリやゆがみを解消したり、筋力アップすることも目的の一つ。
ですが、元々は「心をコントロールする」という精神的な部分が根本に強くあります。
ヨガは古代インドで発祥した”修行法”で、仏教やヒンズー教と深く結びついてきました。
しかし現在では欧米はじめ全世界で広まっているため、その形はかなり大きく変わっています。
フィットネスよりの要素が強いですよね。
特定の信仰をする人だけが行うものではなくなっています。
コアなヨーギはベジタリアンも多いですが、これもヨガの宗教的な部分に由来するわけではないのです。
ポーズや瞑想のパフォーマンスをあげるために、消化の効率をあげる目的ですね。
それが一種の信仰みたいにとらえられがちなのも理解できます。
しかし、元をたどれば宗教に結びついてくるのは当然なので、「宗教と関係ない」とはいえないのです。
瞑想・メディテーションもヨガの一部ですが、瞑想だけをとってみれば、より「胡散臭い」「スピリチュアル的な感じでなんかこわい」と感じる人もいるかもしれませんね。
ヨガのポーズや用語もサンスクリット語を使っているので、独特な響きはありますね。
ヨガの中では、多かれ少なかれそのような言葉に触れていくことにはなります。
宗教色の強いヨガの見分け方
では、多くの方が不安に感じるヨガ教室とはどんなものでしょうか?
簡単に言うと、スピリチュアル的なほうに傾いた人や団体が、ヨガサークルを看板にして新興宗教化しているのです。カルト宗教といわれるものですね。
過去のオウム真理教の事件も、元はヨガを発端にしているということもあり、それを知っている年代の人からすれば、不信感をもつのもおかしくありませんよね・・・
「安くて手軽にできるヨガサークルがある」というと、誘いやすいですからね~
子育て中のママさんたちが声を掛けられるという話は聞きます。
おそらくヨガサークルじたいは嘘というわけではないですが、ヨガから独自の解釈が広がり、精神論なところに重きを置いている感じですね。
つまり、特定の宗教・団体名などがあるのではなく、そのような小さな団体が無数にあるというイメージ。
ちなみに、ヨガインストラクターになるには、特定の資格が必須という訳ではありません。
RYT200/RYT500 というメジャーな資格も存在しますが、ヨガスタジオ独自の資格も多く、個人や小規模のヨガサークルであれば、資格がなくても教えることができるのです。
なので、資格や経歴が「あやしい団体かどうか?」の判断基準にはなりません。
こんなインストラクターには要注意
私自身の経験から、
・哲学や精神論の話がやたら長い
・個人レベルでやたら踏み込んでくる、あれこれ聞いてくる
・ヨガで病気を治そうとうたう
こんな教室やインストラクターにはやや注意が必要です!
もちろん体のこと、ときには精神的なことも学べるのがヨガの良いところです。
(※資格をとる過程で、解剖学や哲学の部分を多かれ少なかれ習得します)
ただそれが長すぎると、「この先生、宗教色強くない・・・?」と警戒してしまうんですよね~
とくに瞑想が絡んでくると、さらにスピリチュアル的な要素が強い団体・インストラクターが多くなります。
もし体験や初期の時点で、インストラクターがこれらに該当している場合は、疑いの目を持った方がよさそうです。
規模の大小で判断は難しいですが、スポーツジムのスタジオレッスンでのヨガは比較的安心です。
老若男女幅広い年齢層の人が参加していて、ヨガ以外にもいろいろなエクササイズができるようなところですね。
おそらく宗教勧誘まがいなことがあったり、生徒からクレームが入れば、ジムからインストラクターに注意が入るはずなので。
ヨガスタジオだと、スタジオじたいがそういった色が強い可能性もあるので、判断しにくいですね・・・
宗教色の強いヨガを避けるには
宗教色の強いヨガは避けたい、のんびりとたしなむ程度にヨガを楽しみたい、そんな人も多いと思います。
私自身、長年さまざまな形で続けてきましたが、あやしい勧誘を受けたりという経験はまったくありません。
でも、グレーな教室に参加したことはあり、まわりでもそういった話は何度か聞いたことがあるので、不安要素があるのは事実・・・
なるべくそのようなことを避けられる方法は「距離を置く」「なるべく話さない」です!
とくに小規模のヨガ教室だと、一人一人と向き合う時間も長くなりがちなので、雑談をしたり距離が縮まりやすいです。
もちろんそれもメリットの一つですが、「一人一人とじっくり向き合うこと」を重視している教室(インストラクター)もあります。
そこで反応を見ながら、勧誘したり出方をうかがってくることが多いようです。
(怪しげな健康食品などの物販をされるケースもあるみたいです、もうアウトですよね・・・!)
とにかくそのようなリスクを減らしたいなら、リモートで受けられるオンラインレッスンが安全です。
直接インストラクターとコンタクトをすることも(ほとんど)なく、より安心して受けられます。
オンラインヨガが安心な理由
最近は自宅でリーズナブルに受けられるオンラインヨガが人気で、種類もどんどん増えてきています。
私自身も今はオンラインヨガをメインで利用しています♪
オンラインヨガにはライブレッスン・ビデオレッスンがあります。
★ビデオレッスン:動画を見ながら好きなときに好きなだけ受けられます。一方的な視聴なので、直接的なやりとりは一切ないです。
ライブレッスンでも、前後のマイクON(インストラクターとの挨拶やちょっとした会話が楽しめる)は基本的に自由。
ビデオのON/OFFも自由なことが多いので、自分の映像を映すかどうかは選ぶことができるのです。
これによって適度な距離感を保てることが特徴です。
インストラクターや他の生徒と交流する必要がないのです。
純粋に体を動かすことだけを楽しみたい、過度なコミュニケーションが苦手な人にはおすすめなのです。
インストラクターから直接コンタクトをしてくることは無いので安心してくださいね。
※サービスによって少しずつスタイルが違うので、ぜひこちらの記事を参考にしてみてくださいね。
たとえば、
少人数でアットホームなサービス:全員に目が行き届くため、対話を重視しているところもあり、ビデオやマイクのONを求められがち。
参加者多数のサービス:一人一人への細かなチェックはできないが、個人レベルで話しかけられたりすることはない。
瞑想をメインに行うサービス:悪くはないですが、よりスピリチュアル的な要素が強いというのは注意が必要。
オンラインヨガと言っても、色々な種類があります。
無料体験ができるところも多いので、一度試してみて、雰囲気的にあうかどうかを決めるのがおすすめですよ♪
まとめ
ヨガと宗教勧誘が結び付けて考えられるのは、実際にそういったことをしている人たちがいるからです。
ヨガはとても歴史が長く奥の深いものなので、いろいろな解釈があるのは当然です。
なので私個人的には、そういったものが一概に悪いとか怖いとは思いません。
実際に参加してみて「なんだか怪しいかも・・・」と感じることもあるかもしれません。
ふたを開けてみないと分かりませんが、その感覚は大切なので、他の選択肢を考えたほうが良いかもしれませんね。
宗教色の強いヨガにはなるべく触れたくないという方は、
・スポーツジムでのスタジオレッスン
・オンラインヨガレッスン
がより安心できておすすめです。
ヨガを始めてみたいけど・・・と悩んでいる方は、ぜひ試してみて下さいね。