ヨガの種類や流派の選び方は?実はあまりこだわらなくて良い理由


今どきどこでも手軽に受けられるヨガですが、実はヨガには多数の種類があります。

古代インドで発祥したヨガは、長い歴史の中で形を変え、様々な流派や新たなヨガが生まれてきたからです。

名前を見てもピンとこないものが多く、
「何ヨガを選べばよいの?」「このスタジオでは自分に合ったヨガの種類を受けられるの?」と迷ってしまうのも無理はありません。

結論から言うと、流派や種類は建前的なところもあるので、それほど強く意識する必要はないのです。
むしろそれだけに囚われてしまうと、ミスマッチになってしまう可能性もあります。

それよりも、ヨガを行う目的・目標を具体的に決めて、それに合ったクラス・インストラクターを選ぶことが大事です。

私自身はヨガ歴15年以上で10件以上のスタジオで学んできましたが、正直それほど種類そのものにこだわりはないんです。
すべてについて熟知しているわけではありません。

それでもまったく問題なく、十分にヨガを楽しめています♪

ここでは、主なヨガの種類を簡単に紹介していくうえで、どのように選ぶのが良いか?について解説していきますね。

ヨガの種類

ヨガの流派・種類は無数にあり、すべてを理解するのは正直なかなか難しいです。

原点となるヨガの流派と言われるものは、主に8つあります。

・カルマヨガ
・ジニャーナヨガ
・タントラヨガ
・バクティヨガ
・ハタヨガ
・マントラヨガ
・クンダリニーヨガ
・ラージャヨガ

この中で私たちが触れるのは、基本的に「ハタヨガ」です

ポーズと呼吸を中心にしたヨガで、現在ではもっともポピュラーなのがハタヨガです
(むしろ、それ以外のヨガに触れることはなかなかないのです!)

そしてハタヨガから派生したヨガが多数あり、ここではその中でも目にすることが多い、代表的なヨガの種類を紹介していきます。

ハタヨガ

ハタヨガは今では基本のヨガともいえ、現在のヨガのほとんどはハタヨガにルーツがあると言われています。

「ハ=太陽」「タ=月」を表す言葉で、体内の陰陽パワーをコントロールするヨガと言われます。

呼吸法を強く意識したハタヨガはそれほど運動量が多くないため、初心者でも挑戦しやすいといえます。

自分の体と心に向き合うことに意識を向け、ストレス解消や自律神経の乱れをなおす効果も期待できます。

パワーヨガ

パワーヨガは現代人のライフスタイルに合わせて、1990年代にアメリカで作られたヨガです。

従来のヨガの精神的な要素よりも、フィットネス的な要素が強く、筋トレや瞑想に重点を置きます。

リラックス系のヨガに比べるとかなり運動量は多く、体をダイナミックに動かしていきます。

脂肪燃焼や代謝アップの効果が期待できるため、ダイエットなどの目的で始める人も多くいます。

アイアンガーヨガ

アイアンガーヨガは、インドのB.K.S.アイアンガー師によって構築されたヨガです。
比較的運動量が少ないのが特徴です。

シンプルなポーズながらポージングを丁寧に行うことで、筋肉を鍛え、歪みを正していくことを重視します。

次々にポージングを行っていくのではなく、一つのポーズの時間をじっくり長めに行うので、精神集中がしやすく、瞑想にも向いています。

無理なく正確な姿勢を保つために、補助器具(プロップス)を使うこともあります。
ブロックやクッション、ベルトなどですね。

体が硬い人でも挑戦しやすいといえそうです。

ヴィンヤサヨガ

流れるように一連のポーズを連続で行っていくのが、ヴィンヤサの特徴。

一つ一つのポーズをじっくり丁寧に行っていくわけではないので、初心者の人にはやや難易度が高いかもしれません。
スピード感がある程度求められるといえます。

1つの呼吸で1つの動きというように、呼吸ごとにどんどんポーズが変わっていきます。

マタニティ・ヨガ

マタニティ・ヨガは、妊婦さん向けのエクササイズです。

体に負荷がかかりすぎないようにゆるやかな内容で、心と体の安定を目指すヨガです。

運動不足になりがちな妊娠中に、出産に必要な筋力を鍛え、股関節の柔軟性をつけていきます。

腰痛・こむら返りなどの妊娠中に起こりがちな不調にも効果が期待できます。

ヨガ経験がない人でも気軽に始めやすいのが特徴。

ヨガの種類の選び方


ここで紹介したのは、多くのスタジオでレッスン名に出てくることが多い主流な種類です。

これはほんの一部で、これ以外にも様々な種類があり、とても覚えきれません。(苦笑)

「こんな人は○○ヨガ」というおすすめの仕方は、ここではあえてしません。

なぜなら、ヨガ教室やインストラクターによってレッスンの構成が様々で、一概には言えないからです。

目的によって、取り入れられるポーズやシークエンスの内容も異なります。

ではどのように種類を選ぶのが良いか?
じつは、あまり種類にこだわる必要はありません。

ヨガの種類にこだわるよりも、

・ヨガを行う目的を明確にする
・自分に合ったインストラクターを見つける

ことで、最適なクラスを見つけるのが良いと思います。
それによって、ヨガの効果を最大限に引き出すことができます。

※ここからは私自身の経験から得た自分なりの答えとしてご理解いただければ嬉しいです!

ヨガを行う目的を明確にする

ヨガには幅広い効果があります。
目的によって、どんなヨガを選ぶかが変わってきます。

たとえば、
・ストレス発散、心のバランスを整えたい
・運動不足を解消して冷え性を直したい
・姿勢を改善したい

など、様々な目的がありますよね。
もちろんすべての悩みが解決できれば最高なんですが(笑)

優先順位を付けて、目的をより明確にすることで、どんなレッスンが良いか?が選びやすくなります。

たとえば、スタジオによっては「ヴィンヤサヨガ」「アイアンガーヨガ」などの名称でクラス名を書いているところもあれば、「美シェイプヨガ」「リラックスヨガ」「骨盤矯正ヨガ」などのクラス名で書かれたところもあります。

これは、そのスタジオやサービスが何を重視しているかによります。
リアリティや専門性を求めているか?分かりやすさ・親しみやすさを求めているか?の違いですね。

いずれにしても、クラスごとで目的や強度が明確になっているところは分かりやすいですよね。

スタジオであれば、「こういう悩みがあるのですが、どのクラスが良いですか?」と相談してみるのもあり!

オンラインレッスンの場合は、体質や体の悩みを選択するだけで、適切なクラスが選べるようになっていることもあります

つまり、ヨガの名称じたいにとらわれすぎる必要はないのです!

自分に合ったインストラクターを選ぶ

また、インストラクターが合うかどうかは大切なポイント。
とくに初心者の場合、継続できるかどうかはインストラクターとの相性もあります。

同じヨガの種類であっても、インストラクターによって構成が違ったり、内容は様々です。

・一人一人とのコミュニケーションを大切にしてくれる
・雑談がなく、淡々と進行してくれる
・ポーズのアジャストをしっかりしてくれる

など、人によって求めることは違うと思います。

なるべく多くのスタジオで、様々なタイプのインストラクターのレッスンを体験できると良いですね!

私自身も雰囲気や生き方そのものが素敵だな~と感じる憧れのインストラクターに出会ってきました!
やはり刺激を受けますし、モチベーションアップにもなるので、

自分に合ったインストラクターを見つけることはとても大事ですね。

まとめ

ヨガスタジオによって、ヨガの種類は様々あり、クラス名の表記も様々です。

こちらで紹介したのは、主な種類の一部ですが、実際に体験してみないとイメージだけでは理解しにくいはずです。

運動量や強度もクラスによってばらつきがあるので、体験しながら無理のない程度のレベルを選ぶのが一番です。

流派・種類についてはあまり深く知っておく必要はなく、知らなくてもまったく問題なくヨガはできますよ♪

いろいろと試しながら、ご自分に合ったヨガをじっくり見つけてみてはいかがでしょうか?

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