妊婦の冷え対策!妊娠中に効果のあった方法やグッズを紹介します


「妊娠中は体を冷やさないようにね!!」

それなりに気を付けているつもりでも、こう言われると「えっとー何をしたらいいんだ・・・?」と考えちゃいますよね?

私の出産は春でしたが、病院でもどこでも口うるさく言われました。

元々体質的に冷え性の人もいれば、妊娠中に突然冷えに悩む人も多いようです。

妊娠中は、ホルモンバランスの変化で体温調整がうまくいかなくなってしまいます。

また、姿勢や食生活の変化・運動不足で血行不良になることが、冷えの原因になります。

つまり、妊婦さんなら誰でも起こりえることなんですよね~

ただし、冷えを改善しないままだと、妊娠中の体の不調を悪化させてしまいます!!

つわりの悪化やお腹の張りを引き起こす原因にもなるのです。

妊娠中はただでさえ体のトラブルも多いのに・・・
さらに冷えが深刻になると、早産や難産になるリスクもあるというので、放ってはおけないですよね。

妊婦さんは、とくにお腹・腰まわりの冷え取りをいつもより強く意識する必要があります。

妊婦さんの冷え対策(改善方法)は、大きく3つ:

①マタニティ用ウェア(体を締め付けない、なるべく覆う)
②運動、マタニティヨガ(体を内側から温める)
③食生活、飲み物(体を温めるものを意識して口にする)

妊娠中だけではなく、妊娠を望む人、生理痛が重くて悩む人、どんな人にも効果的な冷えとり方法です。

私は、昔から低体温で冷え性、体が弱めなタイプでした。

本気で妊活をするようになった頃、冷え性改善をスタート。

そんな温活のおかげか無事に妊娠することができ、幸い妊娠中も大きなトラブルなく過ごせました。

もちろん産後の今でも継続していることは多く、常に意識していますよ♪

そんな私の妊活~妊娠中の実践編も踏まえつつ、おすすめの方法などを紹介していきますね!

・妊娠中の冷えはなぜ起こるの?体にどんな影響がある?
・妊婦はどこをどう温めるのが良い?
・妊娠中でもできる運動は?
・マタニティウェアはいつから必要?

こんな疑問が誰でもわかりやすいように、簡単にお伝えできればと思います。

冷えに限らず、妊娠中の方にとって少しでも役立つことができれば幸いです。

妊娠中の冷えの原因と、妊婦さんへの影響

妊娠中は、いろいろな体の変化を感じますよね。

とくにホルモンバランスが変化することで、体温調整が難しくなるといいます。

またお腹が大きくなり、普段より運動量が少なくなり、姿勢が普段とは違ってくることで血行不良がおこります。

骨盤が開いてくることで起こってしまう体の歪みも血行不良の原因です。

初期はつわりに苦しむ人も多く、思うように食事がとれなかったり、お腹の中の赤ちゃんが鉄分を必要とすることで、貧血気味になってしまいます。

そんな変化が重なり合って、妊娠中はどうしても体が冷えやすいのです!

妊娠前はまったく冷えが気にならなかった人でも、急に敏感になるのはそんな原因があります。

では、妊婦さんの体が冷えるとどういう影響があるのか?

・つわり悪化や手足のむくみ、腰痛の悪化
・お腹が張りやすくなる
・便秘がちになる
・こむら返り(足がつる)

多くの妊婦さんが、妊娠中は何かしらのマイナートラブルに悩まされます。

どれも妊娠中にはよくある症状ですが、冷えるとそれらの症状が強く出やすいのです。

足のつりは、足が冷えて筋肉が硬くなり、収縮しやすくなるため起こるというので、直接冷えと関係していることが分かりますよね。

慢性的に冷えが続くと難産にもなりやすく、早産や流産のリスクもないわけではありません。

過度に脅すつもりはないですが、冷えが気になる人は、絶対放っておかないほうがいいですよ!

私の場合、陣痛が弱くてなかなかお産が進まず、陣痛促進剤を使って長い陣痛を経験しました。

一概に冷えが原因というわけではないですが、冷え性の人に多い特徴だそうです・・・

妊婦さんは体のどこを温めるべき?

ということですが・・・そもそも体のどこを温めればよいの?という疑問が。

冷えを自覚していない人はとくにそうですよね。

末端冷え性で足先だけがとにかく冷えるという人もいると思いますが、基本は「上半身よりも下半身を温める」です

普段寒いな~と感じると、マフラーをまいてみたり、ジャケットを羽織ったり、手袋をつけたり、つい上半身ばかり気にしてしまいませんか?!

血の巡りが悪いというのは、体の上下の温度差ができる(暖かい気が上、冷たい気が下へ)ということなんだそうです。

つまり、自分では気づいていなくても、自然と下半身が冷えがちに。

なので、足元は一番に、そしてお腹・骨盤まわりを意識して温めていくことが妊娠中は大切です。

では、具体的な方法について触れていきますね。

マタニティショーツはいつから使うべき?

妊娠するとなかなかおしゃれも楽しめないですが、マタニティウェアは今どきとても充実していますよね。

下着、レギンス、パジャマ・・・リブ付きスカートやデニムなど、妊娠中でもストレスなく快適に過ごせるように作られています。

“無くてもなんとかなるもの”もあると思いますが、私の経験上、やっぱりあったほうが快適と感じたものが多かったです。

体のストレスをなるべく減らしてあげることが大切です。

とくにお腹が大きくなると、マタニティショーツは必須ですよね。

お腹が目立ち始める4か月頃~使い始める人も多いようですが、少しでも早くから使うと、冷えの予防にもなるのです!

種類もいくつかありますが、ショーツは深履きでしっかりとお腹まで伸びるものがおすすめ

締め付けがなく、お腹とお尻をしっかり覆ってくれます。

早い時期から使うことで、冷えや血行不良を防ぎ、妊娠中の不調を緩和することが期待できます。

ショーツも妊娠中しか使えないサイズ感なので、「どうせ妊娠中しか使わないのにもったいないなー」と思いがちですけどね。笑

ここはケチらず、”体がラクなもの”を軸に選んでくださいね!!

パジャマやワンピースも、産後も使い続けられる授乳口付きのものがあり、案外長いこと使えましたよ。
数枚あるとかなり便利です!

アカチャンホンポなど大手のベビー用品店では品ぞろえも多いですし、通販でもベルメゾンなど取り扱っているところが多くありますよ。

冷え性の私が実践した中でおすすめしたいもの

先にも書いたように、私は元々冷え性。

なかなか妊娠しなかったときに、「冷えは不妊の原因にもなるよ」という話をよく聞いたので、温活を始めました。

その前は、低体温(平熱35.5度あたり)で基礎体温ガタガタ、生理痛もひどい、すぐに体調崩すといった感じでした。

基礎体温をあげること、体を冷やさないことがとにかく大事だと知り、必死であれこれやっていました。

漢方、鍼灸・ホットヨガ、よもぎ蒸し・・・とにかく良いといわれるものは、かたっぱしから。笑

私が取り組んでいたことも含めて触れていきますね。

生理痛を緩和したい!妊娠したい!妊娠中の冷えを緩和したい!

どれも女性のからだを温めるという目的に違いはないので、それぞれの悩みを持つ人に有効ですよ。

たんぽぽ茶・ルイボスティー

当然、食べ物や飲み物には気を付けました。

妊活中から意識していたことですが、体を温めるような食べ物・飲み物をなるべくとるようにしていました。

体をあたためる食べ物はショウガなどが有名ですが、大きく言うと、冬が旬の暖色系の野菜、地中で育つ野菜(根菜など)、発酵食品など。

逆に、夏が旬の野菜や南国フルーツなどは体を冷やしてしまいます。

また、カフェインは体を冷やすので要注意です!

私は妊活中~ノンカフェインにこだわり、たんぽぽ茶やルイボスティーを飲み始めました。

正直、どちらも慣れない人にはちょっとクセがあるかもしれません。

たんぽぽ茶は”たんぽぽコーヒー”という商品で売られていることもあり、渋みがあり、どちらかと言うとお茶というよりコーヒーに近いイメージ。

鉄分やカルシウム、ビタミンB2が豊富で、母乳の出や質が良くなるということから、授乳中のママさんにも人気です。

妊娠中も貧血になりやすいので、早くから飲み始めて、産後も飲み続けるのがよいですね。

ルイボスティーは体内のめぐりを良くするので、デトックス効果が高くダイエット・美容でも人気が高いですね。

血流を良くして冷えを改善し、体温を上昇するといわれます。

好みがあると思うので、ぜひいろいろなメーカーのものを試してみてくださいね。
ルイボスティーは無印良品やルピシアなどへ行くと、いろいろなフレーバーが見つかりますよ~

ウォーキング・マタニティヨガ

妊娠してからいっきに運動量が落ちる人も多いと思います。

妊娠中にできる運動といえば、一番手軽なのがウォーキングですね。
産休に入ってから、正産期に入ってからなど、予定日ギリギリまで毎日歩くようにしている人も。

毎日1.5~2時間歩いたなんていう友達もいましたが、私はゆっくり30分程度続けていました。

目的から考えても、自分が継続して続けられる時間・距離をベースにすれば大丈夫ですよ。
無理せず続けられるということが一番です!

日ごとにムラができるよりも、短くても毎日のほうが冷えにも効果的です。

また、妊娠中のエクササイズはマタニティヨガがおすすめです。

血流をよくするという目的では、一番すぐに効果を実感できると思います。

難しいポーズを決めたり汗をしっかり流す目的ではなく、体を内側から温めて、腰痛改善などの効果もあります。

妊娠中のさまざまな不調に効果的で、気持ちのリフレッシュにもなります。

骨盤まわり、下半身を中心にほぐして血行を良くしていくので、お腹やおしりがしっかりと温まります。

身近に通えるスタジオや教室があれば、気分転換に言ってみるのも良いし、自宅で動画をみながらでもできますよ。

ゆったりとした動きでやさしい内容なので、ヨガ未経験の人でも気軽に始められます。

私はレッスンに通っていましたが、予定日が近い友達もできたりして楽しい時間でした♪

こちらの記事で詳しく書いているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

妊娠中にヨガをやっていいの?やってはいけない時期とマタニティヨガのすすめ
初めての妊娠はとくに、ドキドキと不安でいっぱいですよね。 体力向上や体重管理も課題になりますが、「妊娠中ってどれくらい運動していいの?ヨガはやってもいいの?」などなど、不安に思うこともありますよね。 何をするにも、お腹に負荷...

腹巻(とこちゃんベルト)

一般的な冷え取りグッズといえば、あったか靴下やレッグウォーマー、腹巻などですね。

もちろんそういったアイテムも使いますが、このあたり基本中の基本は省きますね!

肌に直接着ける(触れる)ようなものの素材は絹がおすすめ。

汗をかいても蒸れにくく、保温・保湿力が高いので、妊娠中はぴったりですよ。

絹製はやや高価にはなりますが、比較的持ちが良いので、数枚あると便利です。

靴下・ショーツ・肌着・枕カバー・普段カバーなどなど・・・すべてとは言いませんが、そのうちいくつかだけでも、絹のものを使ってみると快適です♪

あと、私は早い時期から「トコちゃんベルト」をつけていました。いわゆる骨盤ベルトですね。

トコちゃんベルト公式サイト:
https://tocochan.com/

そのときに一緒に購入した「トコちゃんの腹巻」を妊娠中はずっと使っていました。

ベルトと一緒に使えるように伸縮性があり、おへそからお尻まですっぽり埋まってしまうほど伸びるんです!

ふつうの腹巻だと、大きな妊婦さんのお腹をしっかりカバーできないと思うので、このサイズ感おすすめです。
(ただし、この腹巻は綿でした!)

温度差による血圧上昇にも注意

とにかく温めることが第一ということで、いくつか紹介してきましたが、妊娠高血圧には注意が必要です。

妊婦検診では毎回血圧を測定していきますが、冬場はとくに急な温度差で血圧が急に上がってしまうこともあります。

暖かい部屋でしっかり体を温めることは大事ですが、冬は室内と外気の差をなるべく少なくするように注意しましょう。

お風呂やトイレでも温度差が出やすいので、予備暖房で温めたり、工夫することをおすすめします。

妊娠高血圧や妊娠糖尿病は妊娠中に気をつけたいところですが、適度な運動はとくに予防に有効だそうなので、ぜひ取り入れてくださいね。

さいごに

妊娠中は、様々なトラブルがつきものです。

楽しみもいっぱいですが、体調が優れなかったり不安なことがたくさんあるのは、きっとほとんどの人が同じです。

そんな不安を少しでも和らげるためには、ちょっとした努力は必要だと思っています。

ストレスも冷えも妊婦さんの体には大敵です!

あまりナーバスになりすぎるのもNGですが、大事な時期なので、普段よりしっかり自分の体に向き合ってあげてくださいね!

とても体の弱い私でも、大きなトラブルなく出産できたので安心してください!笑

みなさんが少しでも快適なマタニティライフを送れますように♪