マインドフルネス瞑想のデメリットは?危険だといわれる納得の理由

瞑想に対するイメージは、良いものor悪いものどちらが強いでしょうか?

「リラックスや感情のコントロールに良いらしいのは知っているけど、胡散臭いしなんか怖い・・・」
そんなイメージを持つ人もいるはずです。

瞑想じたいは、日々の生活の中でちょっと取り入れてみると、リラックスや感情の整理に繋がり気持ちが良いものです。

しかし、瞑想にはデメリットもあるのも事実です
私自身もヨガの延長で瞑想を行なっていますが、メリット・デメリットの両面を理解しておくことは大切です。

瞑想は全体像が掴みにくいものなので、入り口や方法を少し誤ってしまうと危険があるともいえます。

とくに強く依存してしまったり、ネガティブな感情を増長させてしまわないように気を付ける必要があります。

正直なところ、瞑想が必ずしも万人に良いといえるものではなく、絶対的におすすめできるものとも言えません。

・瞑想のネガティブなイメージって実際はどうなの?
・瞑想って何が危険なの?
・どうしたら安心して瞑想を行なえる?

瞑想を始めたい人にとっても、少しでも安心して始められるように、リアルな経験者目線で解説していきますね。

マインドフルネス瞑想のデメリット

瞑想への依存

現実的なことを言えば、瞑想からスピリチュアル的な方向に傾倒してしまう人も少なくはありません。

たとえば「幸運を引き寄せる」とか「人生が変わります」とか唱っているところもありますよね。

瞑想を行なっているだけでは神秘体験的なものは(おそらく)ありませんし、縋るように依存してしまうのもよくありません。

とにかく長時間座って瞑想をおこなえばよいと思い込んでしまうと、それは一種の洗脳状態になってしまいます。

私たちは修行僧ではないので(笑)、軽い気持ちで始めるくらいのほうがよいです◎

ひとつの方法としては瞑想を試してみるのは良いですが、色々と上手くいかない・精神的に辛いからと言って、瞑想だけに効果を期待しすぎしてしまうのは危険ですね。

瞑想について調べると、引き寄せや幸運・占いにまつわる言葉をよく見かけるかもしれません。

そういったものは、スピリチュアル的な要素や宗教色が強い可能性があるので、あまり深入りしないほうが安心です!

初めはそんなつもりがなくても、気づいたらそんなものに引き込まれてしまっていることもありますからね~

不安の増大

じっと自分の内側を見つめていくと、ネガティブな気持ちが増してしまう可能性があります。

瞑想が自己嫌悪のための時間になってはいけないですからね。

心の中にあるモヤモヤや、ストレス・不安・悩み事、誰もがそういったものを抱えていて、それを解消するために瞑想を始める人も少なくありません。

しかし、瞑想を行なっていくことで、余計に憂鬱な気持ちになってしまうこともあります。
涙が止まらくなったりすることもよくあることです。

もちろん泣くことで心がすっきりすれば、それはひとつの効果なのでそれでOK。
ですが、瞑想中に負の感情がどんどん出てきてしまう場合は、良い効果だとはいえません。

鬱や情緒不安定な人が瞑想を行なうことで改善する可能性もあれば、逆効果になってしまう可能性もあるのです。

何度か行ううちに変化があれば良いですが、なければ一度瞑想から離れてみましょう。

精神的・身体的に不安定になる

瞑想を始めると、頭痛やめまいなどの症状がおこることが多くあります。

とくに始めてすぐの段階で起こりやすい症状で、一時的なものが多いようです。

ただし、ひどくなると幻聴・幻覚を見てしまうといった、精神的な症状が出てくることもあります。

これは「禅病」といわれますが、比較的長い時間、深く瞑想を行なっている人に起こってしまう特殊なものです。

瞑想=禅病になるかもみたいなことが書かれたものをよく目にしますが、かなりディープな層に限定された話なので、安心してくださいね。

私自身もこれまで瞑想をしてきましたが、とくに大きな不調を感じたことはありません。

しかし、自分を見つめなおしたことで気持ちが疲れしてしまったり、だるいな~頭痛いな~と感じることはたまにあります。

瞑想で気を付けること


ここまで見てみると、瞑想ってやっぱり危険じゃない?というイメージにもなりそうですが、効果やメリットももちろんあります。

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両面あるというのは、瞑想を始める前によく理解しておくことが大切です。

デメリットや危険な部分について、回避できる方法・気を付けるべきことをあげていきますね。

少しずつ行う・長時間行わない

瞑想はやりすぎないことが大切です。

「やればやるほど効果がでる」「なかなか集中できないからもっとやらないと」という思い込みは危険ですね。
一般的なトレーニングや筋トレの考え方とは違います。

とくに初心者の人は、短い時間から少しずつ行うことが大切です。
初めは5~10分程度でも十分です。

毎日やらなきゃ!というプレッシャーもあまりよくありません。

もちろん習慣化していくことは大切ですが、気分の悪いときや情緒が不安定な時に無理して行うと、逆効果になる可能性もあります。

私も気分の乗らないとき、生理前で心身の調子が悪いときはやらないときっぱり決めています。

始めてみて違和感を感じるようならやめてみる・休んでみるというのも一つです。
正直なところ、やってみないと分からないところはあるので。

ヨガと並行して行う

瞑想じたいは身一つあればどこでも手軽にできるものですが、独学で始めるのはあまりおすすめできません。

先に挙げたようなデメリットを受けやすいからです。

おすすめなのは、ヨガのポージングとあわせて瞑想を行なうことです。

・体を動かすことでリラックスしやすい
・瞑想だけを深めるわけではないので、深入りしすぎない

という理由からです。

私自身、瞑想を始めたきっかけはヨガ。
ヨガレッスンの中で少し瞑想を学んできたので、その延長で自宅でも瞑想をするようになりました。

ヨガで軽く体を動かしながら、その流れで瞑想をすると、気持ち的にだいぶ違います。
たとえば45分のレッスンで、瞑想は10分程度、残りはヨガを行うイメージ。

1つのレッスンの中でヨガ8割:瞑想2割みたいなパターンもあれば、レッスンごとでヨガ・瞑想に分かれていてどちらも自由に選べる、などスクールによっても色々です。

ヨガと並行して行うことで、瞑想だけに依存しづらくなるので安心ですよ。

ヨガと瞑想をバランスよく学べるオンラインサービスもあるので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

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実際に教室やスタジオに足を運ぶのと比べ、適度な距離感が保てて安心なので、瞑想に触れるならオンラインレッスンはおすすめです。

さいごに

私自身もヨガ歴15年なので、瞑想歴もほぼ同じくらいになりますが、瞑想はいまだに難しさを感じるところもあります。

もちろん習慣的に続けていくことで今はとても気持ちよく感じていますが、あまり深入りしすぎないようにしています。

ライトに続けていくこと、楽しみながら続けられることが大切なポイントです。

これから瞑想を始めたいと思っている方にもリアルなところを知っていただき、そのうえで挑戦してみていただけたらと思います。

オンラインヨガ・瞑想のレッスンも便利で、瞑想初心者でも安心して使いやすいのでぜひ試してみてくださいね。