普段の生活の中で、股関節の硬さを意識することはあまりないかもしれません。
自分でもなかなか気づきにくいですよね。
でも、ヨガを始める人や始めたばかりの人のなかには、「股関節が硬いから無理かも…」と不安に感じる人も多くいます。
加齢によってどんどん筋肉・関節まわりも硬くなってくるので、危機感を感じている人もいるかもしれません。
実際、股関節が硬いと何一つ良いことはありません!!
血流が悪くなることで足がむくんだり、腰痛やひざ痛の原因にもなるんですよ。
私も元々体が硬くて、全身ガチガチに凝り固まっているタイプでしたが、長年ヨガを続けることでだいぶ改善できました!
ヨガを継続的に行うことで、全身の筋肉をほぐし、自然に股関節のつまりもほぐれて柔らかくなっていきますよ!
なので、「股関節が硬いからヨガができない」なんてことは全然ないです。
あぐらの姿勢が基本になるので、始めのうちはそれさえも辛く感じるかもしれませんが、慣れてくるととても気持ちが良いですよ。
出産のときにも、股関節が柔らかいほうが安産につながると言われます。
マタニティヨガでも、股関節まわりにフォーカスしたエクササイズがたくさん盛り込まれています。
他にも股関節をほぐしていくことで得られる効果がたくさんあるんですよ。
・股関節が硬いと何が悪いの?
・股関節が柔らかくなるためのヨガポーズは?
こんなことを中心に、紹介していきますね。
股関節硬いとどう悪いの?
股関節が硬いと良いことはないと書きましたが、具体的には
・足がむくみやすい
・下半身の血流が悪くなる
・体の歪みが生じやすい
・腰痛やひざ痛を起こしやすい
こういった体の悩みの原因になります。
股関節まわりをほぐしていくことで姿勢が良くなり、血行もリンパの流れよくなるので体もすっきりとしていきますよ。
また、下半身太りやお尻のたるみの改善にもつながるので、女性にとっては嬉しい効果がたくさん。
実は、股関節まわりはけっこう大事なポイントなんですよ。
体の中で一番大きな間接ですからね~
股関節が硬い原因は?
股関節が硬いのは、体質的なものでもなく、実は誰にでも起こり得るものです。
・長時間同じ姿勢による緊張状態
・姿勢が悪いことによる骨盤のゆがみ
・加齢による筋肉の衰え
運動量が減ったり、デスクワークが長い人は急に股関節が硬くなってしまう可能性もあります。
本来広く動くはずの関節がつまって、狭い範囲しか動けなくなってしまうのです。
自分で自覚していないうちにどんどん硬くなってしまうと危険です。
股関節硬くてもヨガはできる?
私自身も元々運動習慣がないので筋肉もなく、かなり体が硬いタイプでした。
ヨガを長年続けることで、だいぶ柔らかくなり、股関節もかなり広がるようになりました。
(ヨガ歴14年くらいになりますが、180度開脚とまではいきませんけどね・・・!)
続けていれば少しずつ柔らかくなってくるので、「股関節が硬いからヨガができない」なんてことはありませんよ~(^^)
私の周りにもいますが、「体が硬いから恥ずかしくてヨガに通えない」なんて、すごくもったいないです!!
やり始めれば、体じゅうの関節が絶対に柔らかくなるので。
キツイと感じるポーズは、軽く恰好だけマネしておけば十分です。
体の硬さだけでなく、肩こりや腰痛など人それぞれ体の悩みがあるので、ポーズを休憩している人はたくさんいますよ。
むしろそれが普通で、100%ポーズを完璧にとるほうが難しいくらいです。
ヨガでは基本的に胡坐(あぐら)の姿勢になるので、これに慣れて普段から習慣づけることで効果が期待できます。
単発的に行うのではなく、毎日少しずつでも継続して行うほうが効果的ですよ!
股関節を柔らかくするヨガポーズ
基本的なヨガのポーズの中で、初心者でも簡単に取り組みやすいものを紹介しますね。
1.合せきのポーズ
①足を伸ばして座ります。
②両膝を曲げてそれぞれ左右に倒し、足裏どうしを合わせて両手で抱えて体に引き寄せます。
③両足裏を押しつけ合い、膝をぐっと床に近づけていきます。胸は広げて、肩を後ろに引いて背中を伸ばします。
POINT
膝をパタパタと上下に動かすことで、どんどんほぐれて可動域が広がっていきます。
2.三日月のポーズ
①膝立ちになり、背筋はまっすぐに伸ばします。
②右足を前方に直角に立て、両手を前について上体を前方に傾けていきます。
左足は後方に引いて伸ばしていきます。
③息を吸いながら、上体を床と垂直になるように起こします。
両手を頭上で合わせて、ゆっくりと上体を後ろに反らしていきます。
目線は斜め上に向けたまま、呼吸を続けて30秒数えます。
POINT
腰はなるべく下に降ろして、胸をしっかりと張りましょう。
3.ハッピーベイビー
①仰向けに寝転がり、息を吐きながら両手で膝を抱えましょう。
軽くあごを引き、背筋を床につけます。
②息を吸いながら両ヒザを開き、小指側から足裏をつかみます。
③足裏を床下方向に引っ張り、足首はヒザの真上に来るように調節します。
30秒ほどキープして呼吸を続けましょう。
POINT
痛気持ちいいと感じるくらい開脚することで、効果が高まります。
まとめ
いくつか紹介しましたが、どれも簡単にできるポーズばかりです。
ヨガには、股関節まわりをほぐすポーズが他にもたくさんあります。
もちろんそれ以外にも、肩こりや腰痛など、体の様々な不調改善が同時に期待できます。
普段の生活の中でも、意識してあぐらで座ったり、両足をパカパカする動きを取り入れるだけでも、ほぐれてきますよ。
ヨガは、私のように体が硬い人ほど効果を実感しやすいと思います♪
毎日少しの時間でも良いので、ヨガポーズにもチャレンジしてみてくださいね!